根来寺を解く(密教文化伝承の実像) 中川委紀子著 1,728円HEADLINE
目次
序章 はじめに
T章 覚鑁の教えとたかち 12世紀
1節 ルーツ
2節 覚鑁が創成した密教世界
3節 大伝法院の活動
4節 覚鑁の末寺根来寺
コラム 鳥羽上皇と覚鑁聖人が出会った院政期とは
U章 学山へ 13世紀
1節 大伝法院の展開と災禍
2節 中興(学山の歩み)
3節 根来寺の実像(頼瑜聖教の生成と学山でおこなわれた教学伝授)
4節 広がる大伝法院・根来寺の信仰ネットワーク
5節 大伝法院移転の道のり
コラム 寺院(伝承のかたち)
V章 根来寺盛衰 14世紀〜15世紀
1節 覚鑁の法灯を根来寺へ
2節 真言密教の象徴 大塔再建
3節 ヨーロッパから見た巨大寺院NEGRU
4節 戦国時代の根来寺と行人
5節 秀吉の紀州攻め
W章 根来寺の智恵 16世紀末〜幕末
1節 近世の復興と寺院法度
2節 紀州徳川家による保護
3節 本堂再建
X章 根来寺現在考
1節 鉄砲伝来と根来寺
2節 用の美、根来塗
3節 うけつがれる歴史(むすびにかえて)
あとがき
大伝法院・根来寺関係年表
参考文献
2014年2月 朝日新聞出版